小学生向けバレーボールコートの正確な設置は、子どもたちの安全と楽しさを確保する上で重要です。
このガイドでは、コートの詳細な寸法とセットアップ方法を解説します。
小学生バレーコートの基本寸法
小学生用バレーボールコートの標準サイズは以下の通りです
項目 | 寸法 |
コートの長さ | 16m |
コートの幅 | 8m |
ネットの高さ | 2.0m(男女共通) |
詳細寸法とマーキング
1. エンドライン・サイドライン
- エンドライン:コートの短辺(8m)
- サイドライン:コートの長辺(16m)
2. センターライン
- コートの中央を横切る線(幅8m)
- 両サイドラインの中点を結ぶ
3. アタックライン
センターラインから3m離れた位置に引く平行線
両サイドに引く(計2本)
4. サービスゾーン
エンドラインの後ろ3m幅のエリア
セットアップ手順
- コートの外周をマーキング
16m×8mの長方形を測り、四隅をマーク
ラインテープでエンドラインとサイドラインを引く - センターラインの設置
コートの中央(長さ8m×幅5cm)に引く - アタックラインの設置
センターラインから両側3mの位置に引く(長さ8m×幅5cm) - ネットとアンテナの設置
支柱をコートの両端中央に立てる
ネットを2.00mの高さに調整
アンテナをサイドラインの外側延長線上に取り付け
この順で設置します。
アンテナの取り付け方
- ネットの両端に、サイドラインの延長線上にマークを付ける
- アンテナをネットに固定するバンドを用意
- マークした位置にアンテナを垂直に立て、ネット上部を挟み込み、ネット下部をアンテナに挟み込み固定
- アンテナの上端がネットの上端から80cm突き出すように調整
安全性の確保
気を抜いていると速いスピードでボールが飛んでくる可能性や、ボールを追いかけて障害物にぶつかってしまうこともあります。
以下のポイントに注意しましょう。
- コート周辺に最低3mのフリーゾーンを確保
- ネットの支柱にクッションを巻き、衝突時の怪我を軽減
- コート表面の凹凸や滑りやすい箇所をチェック
コートは汗が落ちるだけでもとても滑りやすく怪我のもとです。
タイムアウト時はもちろん、プレイヤーもゲーム時汗が落ちたらワイピングタオル(汗拭きタオル)で汗を拭くなど、怪我の防止に努めましょう。
楽しさを高める工夫
バレーボールコートは奥行きがあり、エンドラインまでよく見えないこともあります。
以下の方法や工夫で、より楽しくゲームを楽しめます。
- カラフルなライン::視認性の高い色のテープを使用
- コーンマーカーの設置:サービスゾーンの角に設置し、位置を明確に
- 得点板の用意:見やすい位置に設置し、ゲームを盛り上げましょう
メンテナンスのポイント
- ラインテープの剥がれや摩耗を定期的にチェック
- ネットの張り具合を試合前に毎回確認
- アンテナの固定状態を確認し、必要に応じて再調整
以上の手順に従えば、安全で楽しい小学生用バレーボールコートを正確に設置できます。
正確な寸法と適切な設備は、子どもたちのスキル向上と公平な競技環境の提供に不可欠。
このガイドを参考に、充実したバレーボール環境を作り上げてください。