バレーボールはどこで生まれたのか?誰が考案したのか?
バレーボールの発祥地は、アメリカ・マサチューセッツ州ホリヨークです。
1895年にウィリアム・G・モーガン氏が考案し、当初は「ミントネット(Mintonette)」と呼ばれていました。
その後、ネットを越えてボールを打ち合うプレースタイルから「バレーボール」と改名されました。
日本には1908年に大森兵蔵氏が初めて持ち込み、その後1913年にはF・H・ブラウン氏によって広まりました。
特に1964年の東京オリンピックでの日本女子代表チームの金メダル獲得により、国内での人気が急上昇しました。
それでは、バレーボールの歴史を詳しく見ていきましょう!
バレーボールの発祥はアメリカ・ホリヨーク
バレーボール誕生の背景
バレーボールは、当時人気だったバスケットボールが激しい接触を伴うスポーツであったため、「年配の人でも安全に楽しめるスポーツ」として考案されました。
- 発祥地:アメリカ・マサチューセッツ州ホリヨーク
- 考案者:ウィリアム・G・モーガン(YMCA体育指導者)
- 初期名称:「ミントネット(Mintonette)」
- 現在の名称に変更:「バレーボール(Volleyball)」
現在、ホリヨークにはバレーボール殿堂(Volleyball Hall of Fame)という博物館があります。
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引用:バレーボール殿堂 URL:https://www.volleyhall.org/
世界中のバレーボールの功績者が表彰される場所で、バレーボールファンにとっては聖地です。
バレーボール殿堂博物館に殿堂入りしている日本人として
- 松平康隆 1998 日本 元全日本男子監督
- 大松博文 2000 日本 ニチボー貝塚監督
- 山田重雄 2006 元日立ベルフィーユ・全日本女子監督
- 森田淳悟 2003 日本 ミュンヘンオリンピック金メダリスト
- 大古誠司 2004 日本 ミュンヘンオリンピック金メダリスト
- 猫田勝敏 2023 日本 ミュンヘンオリンピック金メダリスト
- 白井貴子 2000 日本 モントリオールオリンピック金メダリスト
- 河西昌枝 2008 日本 東京オリンピック金メダリスト
がいらっしゃいます。
日本への伝来と普及
日本にバレーボールを伝えたのは誰?
バレーボールが日本に伝わったのは1908年。アメリカから帰国した大森兵蔵氏が最初に紹介しました。
その後、1913年にF・H・ブラウン氏(北米YMCA体育主事)によって本格的に広まりました。
日本でのルール変遷
- 初期(1913年):1チーム16人制
- 1920年代:12人制へ移行
- 1927年:9人制が主流に
- 国際大会参加後:6人制バレーボールも普及
1964年の東京オリンピックで、日本女子代表チームが「東洋の魔女」と称され、金メダルを獲得。
その活躍により、日本国内でのバレーボール人気が爆発的に高まりました。
面白いバレーボール雑学
ここから”なにそれ笑”というバレーボールに関する雑学を紹介します。
最初のバレーボールのルールは自由すぎた!?
バレーボールの初期ルールは、まるで「何でもあり」のような状態でした。
- ネットの高さ:1.98m(現在よりやや低め)
- コートサイズ:正式な規定がなく、施設ごとに異なっていた
- 1チームの人数:人数制限がなく、30人以上で試合をすることもあった
- 試合形式:セット数や得点の決まりも明確ではなく、その場のノリで決めることが多かった
例えば、ある地域では試合中に新しい選手がどんどん追加される「流れ込み式」が導入されていたことも。
まさに「プレーヤーの数だけルールがある」状態でした。
9人制バレーボールの秘密結社!?
ボストンのチャイナタウンでは、まるで秘密結社のようにひっそりと「9-man(ナインマン)」という独自のバレーボールが行われています。
- 発祥地:アメリカ・ボストンのチャイナタウン
- 特徴:一般のバレーボールとは異なり、9人制のルールが存在
- 独自の文化:外部の人にはあまり知られておらず、内部のコミュニティでのみ発展
この競技は中国系移民の間で大切に受け継がれ、長い歴史を持っています。
「プレーする者しか知らないルール」や「謎めいた戦術」など、まさに秘密結社さながらの雰囲気が漂っています。
ミュンヘンの奇跡
1972年、ミュンヘンオリンピックの男子バレーボール準決勝。
日本代表はブルガリアに2セット先取され、あと1セット取られたら敗退という崖っぷちに立たされていました。
- 戦況:ブルガリアが2セットを先取
- 日本の逆襲:選手交代と戦術変更で徐々に流れを取り戻す
- 奇跡の逆転勝利:最終的に3-2で勝利し、決勝へ進出。その後、金メダルを獲得!
この試合は「ミュンヘンの奇跡」として今も語り継がれ、日本のスポーツ史に刻まれています。
ソフトバレーボールの誕生
バレーボールのスピードと激しさを和らげ、より多くの人が楽しめるように誕生したのがソフトバレーボールです。
- 誕生地:福井県小浜市
- 誕生年:1977年
- 特徴:紙風船を使った遊びが発展し、高齢者向けのスポーツへ進化
当初は紙風船を使っていたため「ふんわりした動き」が特徴的でした。
これが好評を博し、やがて全国へ広がり、現在のようなスポーツとして定着しました。
まとめ
バレーボールは、アメリカで生まれ、日本をはじめとする世界中で進化し続けているスポーツです。
最後にこの記事をおさらいすると
バレーボールの発祥地はアメリカ・ホリヨーク
考案者はウィリアム・G・モーガン
日本には1908年に大森兵蔵氏が紹介
東京オリンピックでの金メダル獲得が人気の火付け役
面白いエピソードがたくさんある!
発祥の地や歴史を知ると、バレーボール観戦やプレーがもっと楽しくなるはずです!
これからバレーボールを始める方も、観戦を楽しむ方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください!